令和2年度資源評価報告書(ダイジェスト版)

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イカナゴ類 魚種写真
イカナゴ Ammodytes japonicus
オオイカナゴ A. heian
キタイカナゴ A. hexapterus
海域名 宗谷海峡
担当水研 水産資源研究所

生物学的特性

寿命: 7歳以上
成熟開始年齢: 2歳~3歳
産卵期・産卵場: イカナゴは3月下旬~5月上旬、稚内、枝幸、利尻島・礼文島周辺の沿岸域、キタイカナゴは11月下旬~12月、サハリン周辺の沿岸域、オオイカナゴについては詳細不明
食性: 未成魚はカイアシ類などの浮遊性甲殻類、珪藻類、成魚はカイアシ類、端脚類、オキアミ類、十脚類、ヤムシ類、魚類
捕食者: 魚類、トド

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漁業の特徴

本資源の大部分は沖合底びき網(沖底)によって漁獲される。 沖底(オッタートロール、かけまわし)は、主に宗谷海峡東方海域において、1歳魚~6歳魚の索餌群を6月~9月に漁獲している。 小型定置網、すくい網および敷網などの沿岸漁業では、利尻島・礼文島周辺海域や稚内沿岸において、0歳魚~3歳魚を4月~7月に漁獲している。 なお、沖底では水産庁による「我が国の海洋生物資源の資源管理指針」の下、資源回復計画で実施した漁獲努力量削減の取り組みを継続している。

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漁獲の動向

漁獲量は2014年に過去最低の443トンに減少したが、その後増加し、2019年は7,191トンであった。 沖底の漁獲量は、2000年~2010年に、2006年を除いて1.0万トン~2.2万トンで推移した。 2011年以降は1.0万トンを下回り、2014年に過去最低の429トンに減少したが、その後増加し、2019年は6,515トンであった。 沿岸漁業の漁獲量は2000年以降は、2014年を除いて50トン~1,200トンの低い水準で推移し、2019年は675トンであった。

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資源評価法

漁業データが利用可能な1996年~2019年の沖底の単位努力量当たり漁獲量(CPUE)を標準化した値(標準化CPUE)を資源量指標値とし、資源状態を判断した。 CPUEの標準化には一般化線形混合モデルを適用し、月、漁法、およびそれらの交互作用による効果を除去したCPUEを推定した。

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資源状態

沖底の標準化CPUEは、2006年の14.0トン/網から次第に減少し、2014年には過去最低の0.7トン/網となった。 その後やや増加し、2015年に一時的に6.1トン/網まで増加したものの、再び減少し、2019年は0.9トン/網であった。 1996年~2019年の標準化CPUEの平均値を50として、各年の相対値を資源水準指数とした。 水準指数70以上を高位、30以上70未満を中位、30未満を低位とした。 2019年の水準指数は8であったため、資源水準は低位と判断した。 また、過去5年(2015年~2019年)の標準化CPUEの推移から、資源動向は減少と判断した。

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管理方策

資源水準は低位、動向は減少傾向である。 資源状態が良くなっているとは判断できないため、引き続き今後の加入状況に注視しつつ、これまでの資源回復計画での取り組み(操業期間の短縮、休漁日の設定)を継続する必要がある。

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資源評価のまとめ

管理方策のまとめ

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執筆者:濱津友紀・境 磨・岡本 俊

資源評価は毎年更新されます。