令和2年度資源評価報告書(ダイジェスト版)

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標準和名 ソウハチ 魚種写真
学名 Hippoglossoides pinetorum
系群名 北海道北部系群
担当水研 水産資源研究所

生物学的特性

寿命: 7歳以上
成熟開始年齢: 雄2歳(50%以上)、雌3歳(50%以上)
産卵期・産卵場: 5月~9月(盛期は7月)、主に美国~古平沖(水深60m~80m)と増毛~留萌沖(水深50m~60m)
食性: 成魚はイカナゴ、タラ類幼魚、その他の小型魚類、オキアミ類、クモヒトデ類、多毛類、イカ類、エビ類、二枚貝類
捕食者: 不明

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漁業の特徴

主に沖合底びき網漁業(沖底)と沿岸の刺網漁業によって漁獲され、近年は沖底による漁獲が大部分を占める。 沖底は主に9月~翌年4月に索餌群を、刺網漁業は主に4月~7月に産卵群を漁獲している。 また、日本海に比べると、オホーツク海における漁獲量は非常に少ない。 なお、関係漁業者間では資源管理協定に基づき、未成魚保護を目的として全長18cm(体長15cm)未満に対する漁獲制限を設けている。

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漁獲の動向

漁獲量は、2015年に1985年以降で最低の846トンとなったものの2016年から増加に転じ、2019年は2,536トンであった。 沖底の漁獲量は、2015年に過去最低の594トンに減少したが、その後増加し2019年は2,242トンであった。 2015年漁期(8月~翌年7月)以降、他魚種(スケトウダラ、ホッケ、マダラなど)の漁獲不振により、積極的にソウハチを狙って操業したために漁獲量が増大したと考えられる。 沿岸漁業の漁獲量は、増減を繰り返しながらも長期的には減少傾向にあり、2019年は293トンであった。

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資源評価法

資源水準および動向は100トン以上のかけまわしによる沖底の1997年~2019年の日別船別漁区別データに基づいた、狙い操業の影響を除去した標準化後の単位努力量当たり漁獲量(CPUE)を用いて判断した。

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資源状態

資源量指標値である沖底の標準化CPUEは、2000年から増加傾向を示し、2003年に減少傾向に転じたが、2015年以降は増加傾向にある。 2018年には過去最大の1.26となり、2019年は1.25であった。 1997年~2019年の標準化CPUEの平均値を50として、各年の相対値を資源水準指数とした。 水準指数70以上を高位水準、30以上70未満を中位水準、30未満を低位水準とした。 2019年の水準指数は62であったため、資源水準は中位と判断した。 また、過去5年間(2015年~2019年)における標準化CPUEの推移から、資源動向は増加と判断した。

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管理方策

資源量指標値の水準および変動傾向に合わせた漁獲を行うことを管理方策とし、2021年ABCを算定した。 ABC以外の管理方策としては、関係漁業者間で取り組まれている、未成魚保護を目的とする全長18cm(体長15cm)未満に対する漁獲制限を継続することが望ましい。
管理基準 Target/Limit 2021年ABC
(百トン)
漁獲割合
(%)
F値
(現状のF値
からの増減%)
0.9・Cave-3yr・1.11 Target 19
Limit 24

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資源評価のまとめ

管理方策のまとめ

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執筆者:千葉 悟・石野光弘・境 磨・濱津友紀

資源評価は毎年更新されます。