カタクチイワシの漁獲量と資源量の推移

カタクチイワシの漁獲量は1970年頃に多く、1980年代は少なめで推移しました。1990年代半ば以降には再び多くなりましたが、2000年以降は再び減少しています。コホート解析により、1991年以降の対馬暖流域のカタクチイワシの資源量を計算したところ、1997年から1999年にかけて資源量が多く、その他は数十万トンレベルと推定されました。

マイワシと比較すると、漁獲割合は著しく高いとは言えず、過度の漁獲圧がかかっているとは判断していません。ただし、この計算結果は日本の漁獲量と体長組成のみを用いており、中国や韓国のデータとあわせると資源量はさらに大きくなります。