平成30年度資源評価報告書(ダイジェスト版)

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標準和名 ニギス 魚種写真
学名 Glossanodon semifasciatus
系群名 太平洋系群
担当水研 中央水産研究所

生物学的特性

寿命: 3歳
成熟開始年齢: 2歳(100%)
産卵期・産卵場: 9月を除くほぼ周年、盛期は2~3月および11~12月、土佐湾の水深200~300mの海底付近
食性: 幼稚魚期は主にカイアシ類、成長に伴い主にオキアミ類
捕食者: 中・大型の底魚類

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漁業の特徴

主な漁業は、1そうびき沖合底びき網漁業(1そうびき沖底)と愛知県の外海小型底びき網漁業であり、2そうびき沖合底びき網漁業でも漁獲される。 主要漁場は太平洋中部海域(伊豆沖~熊野灘)では熊野灘、太平洋南部海域(紀州沖~薩南)では土佐沖で、漁獲水深は200~300mである。

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漁獲の動向

漁獲量は1980~1990年代は1,000~2,000トンの水準で推移し、1997年には1,977トンと最高となった。 その後は減少傾向で2000年代は800~1,200トン前後、2010年以降は1,000トン以下で推移し、2014年には過去最低の593トンとなった。 2017年の漁獲量は616トン(暫定値)となった。

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資源評価法

本系群の主要漁場のうち、近年において操業隻数が5隻と横ばいで推移している、熊野灘の1そうびき沖底の資源密度指数を系群全体の資源量指標値として資源の水準と動向を判断した。

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資源状態

熊野灘における1そうびき沖底の資源密度指数の最大値(2007年、129)と最小値(1980年、35)の間を3等分して水準を判断すると2017年は54で低位、動向は直近5年間(2013~2017年)の推移から横ばいと判断した。

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管理方策

資源水準及び資源量指標値の変動傾向に合わせて漁獲を行うことを管理方策とし、2019年ABCを算定した。
管理基準 Target/Limit 2019年ABC
(トン)
漁獲割合
(%)
F値
(現状のF値からの
増減%)
0.7・Cave3-yr・0.878 Target 340
Limit 424

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資源評価のまとめ

管理方策のまとめ

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執筆者:亘 真吾・渡井幹雄

資源評価は毎年更新されます。