平成27年度資源評価報告書(ダイジェスト版)

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標準和名 イトヒキダラ 魚種写真
学名 Laemonema longipes
系群名 太平洋系群
担当水研 東北区水産研究所

生物学的特性

寿命: 雄18歳、雌24歳程度
成熟開始年齢: 雄5歳以上、雌7歳以上
産卵期・産卵場: 2~4月、関東・東北南部沿岸~本州東方の外洋域(黒潮~黒潮続流域)
索餌期・索餌場: 周年、関東沿岸以北の陸棚斜面域(水深300~1,500m)
食性: オキアミ類やカイアシ類などの甲殻類およびハダカイワシ科魚類など
捕食者: ムネダラなどの大型ソコダラ類やオットセイ、マッコウクジラ、ツチクジラなどの海産哺乳類

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漁業の特徴

主に沖合底びき網漁業によって漁獲され、漁獲量は金華山海区で最も多い。スケトウダラの代替で練り製品の原料として利用されており、漁獲圧はスケトウダラやその他魚類の漁獲状況によって変化する。また、ロシアに対し日本EEZにおける漁獲量が割り当てられている。

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漁獲の動向

日本EEZ内における日ロ両国の漁獲量は1992~1999年には2.2~3.8万トンで推移し、2000年には4.8万トンと過去最高を記録した。その後2008年までは3万トン以上漁獲されていたが、2010年には2.4万トンに減少した。東日本大震災の影響で、2011年は1.0万と大きく減少したが、2012年以降増加しており、2014年は2.3万トンであった。1999年以降、ロシア船の漁獲が占める割合は増加しており、2011年以降は本資源の大部分を占めるようになった。

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資源評価法

着底トロール調査による現存量推定値とロシア船のCPUEから資源状態を判断した。着底トロール調査は東北および北海道の太平洋側の陸棚斜面域において、主な分布水深帯である水深350~900mで実施し、面積密度法により現存量を算出した。

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資源状態

資源水準は現存量(東北海域は1995年以降、北海道太平洋岸は1999年以降)ならびに2000年以降のロシア船のCPUEそれぞれの平均値を100%とし、60%未満を低位、60~140%未満を中位、140%以上を高位とした。1999~2014年の現存量は7万~20.2万トンで推移しており、2014年の現存量は7万トンで平均値の58%に相当し、中低位の境界を若干下回った。一方、2014年のロシア船CPUEは平均値の101%であり、中位水準であった。これらのことから総合的に資源水準は中位と判断した。また、最近5年間(2010~2014年)の現存量とロシア船のCPUEの推移から、動向は横ばいと判断した。

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管理方策

本資源は複数年に一度発生する卓越年級群(2002年や2010年など)によって支えられており、成長が遅く成熟するまで年数がかかるため、親魚を取り残すことが重要である。資源状態に合わせて漁獲することを管理目標として2016年ABCを算定した。
管理基準 Limit/Target F値 漁獲割合
(%)
2016年ABC
(千トン)
0.9・Cave3-yr・0.73 Limit - - 18
Target - - 14

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資源評価のまとめ

管理方策のまとめ

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執筆者:成松庸二・服部 努・柴田泰宙・永尾次郎

資源評価は毎年更新されます。