平成28年度資源評価報告書(ダイジェスト版)

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標準和名 アカガレイ 魚種写真
学名 Hippoglossoides dubius
系群名 日本海系群
担当水研 日本海区水産研究所

生物学的特性

寿命: 20歳
成熟開始年齢: 50%成熟体長は雌25cm、雄17cm (京都府沖での調査による)
産卵期・産卵場: 2~4月、若狭湾、経ヶ岬周辺、赤崎沖を中心とする隠岐諸島周辺および粟島北方(水深180~200m)
食性: クモヒトデ類を周年捕食するが、オキアミ類やホタルイカモドキ類などのマイクロネクトンが増えると、それらを選択的に捕食
捕食者: 幼稚魚はマダラ、成魚は不明

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漁業の特徴

アカガレイは、ズワイガニ、ハタハタと並ぶ日本海の底びき網漁業の最重要資源であり、本資源の9割以上が沖合底びき網(1そうびき、2そうびき)と小型底びき網で漁獲され、他には僅かに刺し網で漁獲される。沖合底びき網の1そうびき(沖底(1そうびき))が全体の4~6割を占める。

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漁獲の動向

漁獲量は、1992年の2,281トンを最低とし、1995~2005年は3,500トン前後、2008年以降は5,500トン前後で推移している。2015年は4,945トンで、そのうち沖底1そうびきの漁獲量は2,957トンであった。府県別では鳥取県、兵庫県、福井県、石川県が多い。

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資源評価法

日本海全域における沖底(1そうびき)の漁獲成績報告書から求めた資源密度指数に基づき資源状態を判断した。また、新規加入量調査(石川県、京都府、兵庫県)から体長100~150㎜の2歳魚の加入状況を推察した。加入量については、兵庫県はオッタートロール網5 曳網あたり、京都府は桁網10曳網あたり、石川県はかけまわし網1曳網あたりおよび2012年以降桁網1曳網あたりの採集個体数へ、それぞれ換算した値に基づいた。

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資源状態

沖底(1そうびき)の資源密度指数は、1981年をピークに減少し、10を下回る年が続いたが、2004年から10以上となり、2011年以降は17~21の間で推移し、2015年の値は19.3となった。資源水準は、1979~2015年の最高値付近である30を三等分し、20を高位と中位の境界、10を中位と低位の境界とし判断した。直近5年間(2011~2015年)は高位と中位の境界付近で推移し、2015年は中位と判断した。また、直近5年間(2011~2015年)の資源密度指数の推移から、動向は横ばいと判断した。新規加入量調査の結果から2013年以降の加入量(2歳魚)が少ないことが示唆される。

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管理方策

資源水準は中位、動向は横ばいではあるが、本種は長寿命であり、かつ、2013年以降の加入量が少ないことから、本種を約2割保護する機能を備えた改良網を使用するなどして漁獲が高まることのないよう配慮するべきである。資源水準および資源量指標値(沖底(1そうびき)の資源密度指数)に合わせて漁獲を行うことを管理方策とし、2017年ABCを算出した。
管理基準 Target/Limit F値 漁獲割合
(%)
2017年ABC
(百トン)
Blimit=
親魚量5年後
(百トン)
0.9・C2015・1.02 Target 36
Limit 45

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資源評価のまとめ

管理方策のまとめ

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執筆者:藤原邦浩・上田祐司・佐久間啓・後藤常夫

資源評価は毎年更新されます。